「部長~、なんかさっきちょっと会話聞こえちゃって・・」
「私たち、お邪魔にならないように帰りますね!」
ひょこっと顔を出しに来た竹下家族。
気をつかわせたかな。
そうだとしたら申し訳ない。
「ちーちゃん、バイバイ!またようちえんでかみのけむすんであげるよ」
良平くんは千愛の髪にキスをひとつ落としてバイバイしている。
わぁお・・・。プレイボーイ確定だな。
「気、つかわせて悪いな。また今度何か御馳走する」
「いえいえ~!それでは家族団らん楽しんでくださいッス!」
「「「おじゃましました~!!」」」
竹下家族が去って行って少し静かになった家。
「ママは?」
俺の元には良平くんが帰ってしまって一人になった千愛がいる。
「少し具合悪いんだって。リビングで待ってようか」
千愛を抱き上げてリビングへと向かった。


