「いつの日か千愛ちゃんと良平が結婚したら、俺たち家族っすよ部長!!」
「紗絵ちゃんが親戚ならとっても嬉しい!」
竹下と親戚ね・・・。
はは、そんな未来もありえたりしちゃうのか。
まだ先の未来、楽しみで仕方ない。
「千愛はそんじょそこらの男にはやれないからな?」
冗談めかしていう俺に
「ビシバシ鍛えさせていただきやっす!」
敬礼する竹下。
微笑ましそうに見守ってくれる奥さんたち。
なんか、本当に竹下といつか親戚になる日がやってくるかもしれないと思ったよ俺。
紗絵も竹下の奥さんのゆりあさんと仲良しみたいだし?
そうなったら俺たちかなり仲良しな親戚になれそうだな。
「あ、そういえば!私お土産でケーキもってきたんです!よかったら・・」
「わざわざすいません。でも私もちーちゃんもケーキ大好きだから嬉しいです」
竹下の奥さんがもってきてくれたケーキをみんなで食べる。
「ん・・」
「どうした、紗絵?」
ケーキを一口食べた紗絵が口元を手で押さえ顔を顰めた。
大丈夫なのか!?
「ごめ、ちょっと・・」
洗面所へと小走りで行く紗絵。
「悪い竹下、俺も様子みてくるわ」
「ああ、気にしないでください!」
紗絵・・?


