「お待たせ、ゆりあ先輩!」
私の前に現れたのは、美人な女の人。
だけど、声は・・・
「え?え?え?」」
翔平くんの声がしたよーな?
「えっと、お姉さん・・ですか?」
「ぶ・・ちょっと、まってよゆりあ先輩。俺だよ?」
美人さんは私の手を掴んで自分の服の中に潜り込ませた。
「待ってくだしゃ・・私、女の人は!!って・・・あれ?」
胸が・・・・ぺったんこ?
「だから、俺だって分かってくれた?ゆりあせーんぱい?」
悪戯っ子のように微笑む翔平くん。
胸板に感じてしまった、男だということを。
ドクン
目が、惹きつけられてる。
ドクン
心が、惹きつけられてる。
ドクン
私の全てを・・・持っていかれそう。
「女の格好の方がさ、今井先輩に会いに行くのに都合いいでしょ?」
今井先輩・・・。
に会いに行くんだよね、私。


