一文無しの俺の傍にいてくれると言った紗絵。 家族に愛されることを知らないと言った紗絵。 そんな紗絵のために、俺頑張るよ。 仕事だってちゃんと出世してもう貧乏なんてさせない。 紗絵との間に子供が出来たら、今まで家族に愛されたことのない紗絵をこれでもかってくらい愛してやるんだ。 俺と子供で、あったかい家族を教えてやるんだ。 もう、大丈夫だって。 ちゃんと愛してるよって。 俺には 俺たちには 紗絵が必要だよって、紗絵に伝え続けるんだ。