あの日から3日。

彼は電車に乗ってきていない。

「何考えてんだ。私。」

今日の天気は晴れ。
3日前の天気は嘘のようで
海も空の色と
綺麗に同化している。

i podから流れる音楽。

心地の良い揺れ

眠くなりそうな朝日の光


これがきっと
”幸せ”
なんだと思う。

こんな日が
いつまでも続くといいのに・・・・






ぽんぽん







ぽんぽん





人がせっかく
いい感じでたそがれている時
私の肩を
何度もたたく
奴がいた。


「はい?」


少し不機嫌そうに
振り向くと
そこには
彼がいた。


「あ、これ。」

と言って渡された
タオル。



「あぁ。どうも。」