心泥棒!!




「泣かないで?」

彼・・・・>瀬田 裕斗 は
私の涙を拭ってくれた。

でも
なんでこんなに優しいんだろう。
ほんとにちょっとしか
話した事無いのに。

「次の日曜暇?」
「うん。なんで?」

彼はわらった。
「何でって。デート。」

どきっとした。

この何年間デートなんてしてないから。



「約束ね?」
「うん。」


嬉しいはずなのに
なぜか
私の心は喜んではいなかった。