ヤンキーガール×プリティーボーイ

♪華恋 side♪



目、瞑ったは良いけど・・・



愛斗、何する気?



ドスッ・・・ドスッ・・・ドスッ・・・



鈍い音が三回響いた。



鈍い音と共に、掴まれていた腕が軽くなった。




びっくりしてしまい開けたらダメと言われた目を開けてしまった。



そこには、香山を殴った後らしい愛斗が息を荒くしていた。



涙を流しながら・・・



「俺は、華恋ちゃんが好き!華恋ちゃんがどんな理由で俺を好きだろうと・・・」



ま、なと・・・



「そりゃぁ、元カレと重ねられて見られるのはいやだなって思うよ・・・でも、いつか重ねて見なくなる日が来ると信じてるから!」



愛斗の目は、真剣で、でも暖かくてまるで未来を見てるようだった。