song for you





『もうっ!!唯、助け…、っゆ…、い…??』





起こそうとして見た唯の顔―――――






苦しそうに、悲しそうに。






目を閉じたまま…







唯は泣いていた。








「…ゆ…、ぅ…き…」





″結城″






言葉では説明できないほどのかすれた寂しい声は






男2人に聞こえることはなく






あたしの胸だけに








そっと、響いた。