バタンッ、 『ハァ…っ…』 ペタンッ… 足の力が抜けた。 体の震えが止まらない。 『はは…何が天下の姫ちゃんだよ…。 …っ…ウッ……』 -数学室の前。 授業が始まる音なんか どーでもよかった。 ただ… ″居場所があるか?″ 相原先生の言葉だけが 頭に響いていた。