先生なんて言わせない


何てことだろう。


危うく流されるとこだった。



いつの間にか、冷たい砂の上に寝かされてたんだ。



「こ、これはダメだよ」


佐野先生の胸を押し返しながら、言った。



だって、あたしは高校生。


大人が高校生に手を出したなんて、バレたら捕まってしまうでしょ?


しかも、先生は教師なんだから。



だいたい、初めてなのに外でなんて…。



あたしの言葉にハッとした表情を浮かべた佐野先生は、体を離した。


「すまない。つい…」


言いながら、あたしの体についた砂を払ってくれる佐野先生に、申し訳なく感じ、

あたしは首を横に振った。



嫌ではなかったの。


うまく言葉にはできないけど、嫌なわけではない。