私のポケットの中には昨日買ったガムが残っていた


「先生、ガム…食べますか?」


「サンキュー」


二人でガムを噛む


静かな教室にクチャクチャと音だけが響いていた


何となく恥ずかしくて、私は前歯でカチカチと小さく小刻みに噛んだ


先生と二人でいるドキドキ密室の時間が過ぎていく


沈黙に耐えられなくなった私は、先生に話しかけた


「先生…まだ…彼女のこと好きですか?」


「いや…好きな感情はもうない…かな…」