・・・というわけで緑風潜入からちょうど1週間、また私はこの“城”に単身乗り込んできたわけだ。
だけど・・・
普通、用事がある方が出向いてくるものじゃないの?
私はそう思い当たると、ふと足を止めた。
なんで私のこのこ来たのかしら・・・
なんだか無性に腹が立ってきて、引き返そうかと思った。
が、ここまで来たのに引き返すのも格好が悪い。
私は少し迷った挙げ句、まわれ右をしようとした。
ところが
「逃げるのかよ」
道をふさぐのは、そう、顔を上げなくても周りの歓声で分かる。
「あのね、普通そっちが出向いてくるものじゃないの?」
「でもお前は来たじゃねぇか」
「来てあげたのよ!感謝なさい!」
とかなんとか言っている間に下校時間の緑風学院、周りに人垣がどんどんできてきた。
だけど・・・
普通、用事がある方が出向いてくるものじゃないの?
私はそう思い当たると、ふと足を止めた。
なんで私のこのこ来たのかしら・・・
なんだか無性に腹が立ってきて、引き返そうかと思った。
が、ここまで来たのに引き返すのも格好が悪い。
私は少し迷った挙げ句、まわれ右をしようとした。
ところが
「逃げるのかよ」
道をふさぐのは、そう、顔を上げなくても周りの歓声で分かる。
「あのね、普通そっちが出向いてくるものじゃないの?」
「でもお前は来たじゃねぇか」
「来てあげたのよ!感謝なさい!」
とかなんとか言っている間に下校時間の緑風学院、周りに人垣がどんどんできてきた。

