Magical☆Player

夏が相変わらずのにまにま顔で近寄ってきた。



気持ち悪いわね…



「別に何もないって言ってるでしょう」

「へーえ?」


「なになにー?」



まどかのチョコを諦めたのか、桃子までがこちらに走り寄ってきた。



さっきから夏は何をにやにやしてるのかと思いきや、



くだらない…



私はため息をついた。



「別に会長同士で一緒に帰ったっておかしくないでしょう」

「だって!すごい噂だよ!皇帝が迎えの車帰して、華の女王と歩いて帰ってたって!」