Magical☆Player

「ほら、行くぞ」



心なしか赤くなった頬に冷たい両手を当てている私に、彼は声をかけた。



「・・・うん」





前を歩くあなたの背中は大きくて。





隣の学校の生徒会長。





悔しいけど、すごく・・・。





春風が、私の頬をかすめていった。