集まっているのは校門の外、緑風の校門前。
人だかりは星華女子だけでなく、緑風の生徒も。
なぜか全員女子。
黄色い声が飛び交っている。
「なんだろうね?」
まどかも不思議そうに首をひねった。
私はまだ遠い校門の外に目をこらし、なんとか、人だかりの奥に黒塗りの高級車が停まっているのが見えた。
「何だろう・・・車が一台停まっているが」
菜々もそれに気がついたようだ。
「芸能人・・・まさかね」
私はコンサートに行った2人のことも頭にあって、そんなことを言ったが自分でその考えを却下した。
今まさにそれに乗り込もうとする人がいる。
後ろ姿しか見えないが、特徴的な緑のブレザーの制服を羽織った芸能人、
いや、緑風の男子生徒らしき人物。
バタン
ドアが閉まる音がし、黄色い声に包まれたまま、車は発進した。
人だかりは星華女子だけでなく、緑風の生徒も。
なぜか全員女子。
黄色い声が飛び交っている。
「なんだろうね?」
まどかも不思議そうに首をひねった。
私はまだ遠い校門の外に目をこらし、なんとか、人だかりの奥に黒塗りの高級車が停まっているのが見えた。
「何だろう・・・車が一台停まっているが」
菜々もそれに気がついたようだ。
「芸能人・・・まさかね」
私はコンサートに行った2人のことも頭にあって、そんなことを言ったが自分でその考えを却下した。
今まさにそれに乗り込もうとする人がいる。
後ろ姿しか見えないが、特徴的な緑のブレザーの制服を羽織った芸能人、
いや、緑風の男子生徒らしき人物。
バタン
ドアが閉まる音がし、黄色い声に包まれたまま、車は発進した。

