Magical☆Player

私は頬杖をついたまま、誰かがここに集まった理由を聞いてくれないか、わずかな希望を持って待っているんだけど。




誰も今自分が生徒会室にいることを自覚していない。




「…ちょっとあなた達…」



たまりかねた私は、まどかのようににっこり作り笑いをする。



「ここに何しに来たのか言ってごらん?」







「えーっと、凜花と帰る待ち合わせ?」

と小首をかしげて夏。


「夏をいじるため」

と鼻で笑いながら菜々。


「まどかと遊ぶため」

とすまして桃子。


「甘い物には目がなくてね」

とにっこりまどか。





この人達は・・・




「あなた達ねぇ…」






「それでも選び抜かれた生徒会役員かしら?」