三つ編みに編んだ髪の毛がぴょんっと弾む。
少し怒った顔でまどかの後ろから顔を出したのは事務担当、赤谷桃子。



「あ~小さいから分からなかった♪」

「なっちゃんだって小さいくせに!」

「桃ちゃんはミニマムだから♪夏はスモール」

「意味分からない!」

「ふふふー」

「だからうるさい」

「菜々ってばさっきから夏のことばっかり…」

「まぁまぁ」



星華女子生徒会5名。



私は会長席に頬杖をついて、ため息をつく。

よくもまぁこんなに個性派が集まったものだ。