Magical☆Player

「女子校だから、男の子の代わりみたいなものでしょ」

「凛花は女らしいよ」



普段きゃぴきゃぴしている夏にそんなことを言われて、飲んでいたお茶を吹きかけた。



「なんかやらしいんですけど」

「褒めてるのよーいいね、美人さん。その髪の毛ぐらい欲しいわ」



夏が手を伸ばして、私のロングの巻き髪を触ってきた。
動きに合わせて、夏のさらさらの髪の毛が揺れる。



「夏はそのストレートショートのが可愛いと思うよ」

「私も伸ばして巻いてみようかなー」

「今で十分可愛いって」

「私もモテたいー」

「モテるって言ったって女の子に、ね」

「街を歩けばあちこちでスカウトされる子が何言ってるの!」