温かい鳥料理が食べたくて、六番道路の角を右に曲がる。角を曲がって、四件目、左側に、鳥料理のおいしいお店がる。英語の看板なのだけれど、どうやっても読むことができない。無人の店内は、大きな窓のあるせいで、光をとても良く取り込む。ベニヤ板で囲まれた壁は、つやつやと、電灯を反射させて輝いている。清潔な白い皿とナイフとフォークのセットされている長いテーブルは、三列並び、椅子が六脚ずつ、向かい合わせに置かれている。客なんて、来るはずがないのに。
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