からっぽな街

「で、その向こうの世界から来たのが俺です。なので、夜中に逃げ出そうとか考えちゃだめだぞー。また、誰かが居なくなっちゃうからな。」
こわーいと、悲鳴が次々にあがり、子ども達は、ずっとそわそわとしていた。
「ごめんね。」
「ゆん、遅いよー!」
話が終わった頃に、トイレに行っていたぽくとゆんが現れた。
「もう、恐い話終わっちゃったー!」
「えー。うっそー!」
ぽくを側に座らせながら、ゆんが言った。
「超恐かった!超恐かった!」
怯えているちゃちゃの背中を摩った。
「懐中電灯持った?」
「シャキーン!」
「ばか。ふざけるな。」
リッツが、ふざけるきらりを、詰っていた。