「それで、その瞬間、そのドアの向こうの階段に、ひっぱられるみたいに吸い込まれちまったんだ。俺は、その階段を、上ったか、下りたかしたんだよ。多分。随分、長い距離を歩いた。何故だか知れねーけど、戻ることは一切頭になかったんだよ。そしたら、向こうから、人が歩いてきた。誰かな?と思って、近づいたら、大きな男で、もっと近づいたら、そいつは俺だったんだ。」
ひゃああと、もう、小さな悲鳴が上がっている。
「そいつはさ、俺が来た道へ歩いて行こうとしているんだ。俺は、そいつが来た方へ歩いているんだ。」
男の子も、女の子も、大人も、しんとしあんがら、興味深そうに、ゴリさんの話に入り込んだ。
「それでさ、俺も歩くし、向こうも歩いてるから、そいつがさ、どんどん近づいて来て、すれ違い際に、言うんだよ。」
ゴリさんは、目を閉じる。息を、ぐっと、腹に息を吸う。
「次は、お前だ!」
ってな。
「きゃあああーー!!」
と、一斉に大きな悲鳴をあげる。
ひゃああと、もう、小さな悲鳴が上がっている。
「そいつはさ、俺が来た道へ歩いて行こうとしているんだ。俺は、そいつが来た方へ歩いているんだ。」
男の子も、女の子も、大人も、しんとしあんがら、興味深そうに、ゴリさんの話に入り込んだ。
「それでさ、俺も歩くし、向こうも歩いてるから、そいつがさ、どんどん近づいて来て、すれ違い際に、言うんだよ。」
ゴリさんは、目を閉じる。息を、ぐっと、腹に息を吸う。
「次は、お前だ!」
ってな。
「きゃあああーー!!」
と、一斉に大きな悲鳴をあげる。
