からっぽな街

「ゆんー、入っていい?」
川を見て、泳ぎ足そうなぽく。
「ええい!もう、入っちゃえ!深いところへいかないでね。そこまでにしてね。」
「やったー!」
と、越までの深さの川に、どぼん、どぼんと、入っていった。
「きゃあ~。冷たい~。」
透明な山水の中にしゃがんで、嬉しそうな顔をするぽく。見ているこっちが、幸せな気持ちになる。
「わあー。ぽく、いいなー。」
ぽくのいる川の側の石に、しゃがんだニケが行った。
「そこのとこに、立って。」
ぽくが、ニヤニヤとしながら、ニケに言う。
「なに?」
すると、ぽくが、大きな水しぶきを立てて、バタ足をした。バタバタと足を水で叩くので、勢い良く水が跳ねて、ニケに跳ねる。
「きゃははー!冷たいー!」
嬉しそうに、タオルを被って、悲鳴をあげるニケ。