からっぽな街

「おっほん。おはようございます。トックでーす!みなさーん!バスレクの時間ですよー!」
「イエーイ!」
大きな拍手が湧き出て、お調子者の子どもや、キャンプリーダー達が、歓声を上げて、盛り上げる。 
そういう私も、突然始まったバスレクに、大げさなリアクションをして、子ども達を巻き込もうとした。
「ほらっ!バスレクだって!ゲームとか、好き?」
「俺ね、強いよ。こないだお楽しみ会の時に、誰のですかゲームで、最後まで残って、優勝した!」
「じょろすごいじゃん!」
満足そうな顔をするじょろ。その、誰のですかゲームというのが、どういうゲームだかちっともわからなかったが、子どもから多くを教えてくれることは、すごく嬉しいことだった。それがきっかけで、じょろや、他の子ども達とも、話が弾んだ。
こうやって、夢中になっている自分に驚いた。こんな自分もあったのか、と、今さらになって気づいた。