涙が静かに頬をつたった。
それはどんどん溢れていった。

嗚咽をまじえながら言う、


「っ.... はいっ.....」




周りから拍手がおこる。

「瑠美依ちゃん、よかったね!」
「おめでとう。」

お店の人達も、お客さんも口々に言ってくれた。
拍手と笑顔で祝福してくれた。


「ありがとうっ...ございます。」


涙を流しながら言った。

みんなの言葉に心から感謝した。


見守っていてくれてありがとう。
一緒にいてくれてありがとう。
喜んでくれてありがとう。




私の周りにはこんなにも暖かい人達がたくさんいた。