「でも、私は人を不幸にするの。
 あなただって事故にあったじゃない。」

私は幸せになれないなんて、何回もおもい知らされた。

「あれは、君を守ろうとしてしたことだからいいんだ。
 君が無傷でよかった。」


私は、助ける価値なんてないのに。


「改めて言わせてもらう。
 吉村 瑠璃さん。俺と結婚して下さい。


 絶対に君を幸せにする。
 楽しい思い出をつくろう。
 いろんな場所に行って、アルバムをたくさんつくろう。

 君を一人にはさせない。
 君より先には絶対に逝かない。
 誓うから。」