家に帰って勉強をしていると、携帯が鳴った。

『From:瑠璃』

見慣れない人からのメールに少し驚きながらもメールを開く。

『鈴へ
 今日、彰平からの手紙を読んだ。
 彰平がいなくなって、私は生きる理由がない。
 
 これから、もう高校行かないから。
 私の事を知ってる人がいないところに行く。


 じゃあね。』

このメールを読み終わった瞬間、俺は家を飛び出した。
「瑠璃!!!!! 瑠璃?!」
大声で叫んだ。
たくさん走った。
だけど、瑠璃は見つからなかった。
どこにいったか手がかりもない。