「なんで.....?」
「えっ?」
「なんで教えてくれなかったのよっ?!」
自分の出した大きな声に驚きながらも、私は叫ぶようにいった。
「なんで...?言わなかったの、鈴?」
「それはっ....」
「言い訳なんて要らない。私は彰平が好きだったのよ?
なんで私が鈴に告白した時に言ってくれなかったの?
私の彼氏は彰平だって?」
「瑠璃っ」
「分かってるわよ、自己中だって。
記憶喪失になった分際でなんてこと言ってんのかとか思ってるんでしょう?
でも、教えてくれたっていいじゃない。
彰平が彼氏だってことーー」
私はそう言ってから背中に聞こえる鈴の声を無視して走った。
途中で何回もこけた。
それでも走って、走って。
ある場所にたどり着いた。
「えっ?」
「なんで教えてくれなかったのよっ?!」
自分の出した大きな声に驚きながらも、私は叫ぶようにいった。
「なんで...?言わなかったの、鈴?」
「それはっ....」
「言い訳なんて要らない。私は彰平が好きだったのよ?
なんで私が鈴に告白した時に言ってくれなかったの?
私の彼氏は彰平だって?」
「瑠璃っ」
「分かってるわよ、自己中だって。
記憶喪失になった分際でなんてこと言ってんのかとか思ってるんでしょう?
でも、教えてくれたっていいじゃない。
彰平が彼氏だってことーー」
私はそう言ってから背中に聞こえる鈴の声を無視して走った。
途中で何回もこけた。
それでも走って、走って。
ある場所にたどり着いた。

