翌日。
午前10時に公園で待ち合わせ。

映画を観て涙を流したあと、お腹も減ったから近くのファーストフード店に入ろうとしたとき
『「あっ!!!!!」』
4人の声が重なった。

なんと、桜チャンと鈴も今日デーとをしていたらしい。
最初は気まずかったけど、だんだん会話が弾んだ。


街がすっかりオレンジ色に染まった頃、私達はバス停に向かった。

「今日楽しかったな、瑠璃♪」
「うん。楽しかったね彰平!!! 桜チャン達は?」
「楽しかったよ!!!!!!! また4人で遊ぼうね。鈴?」
「あっ、うん。そうだな。」

今日はものすごく楽しくてこんなにもHAPPYな一日があるものかと思わなかった。




誰も想像しなかっただろう。
     あんな悪夢が起こることを・・・ーーー


バス停についてからも私達は会話に夢中だった。

きっとこの時からすでに、私達の運命は決まってたのかな。