この手紙を見て俺の心は軽くなった。

彩花は俺のことをよく理解してくれてると思った。


これから先、彩花よりいい人が見つかるかは分からない。

だけど、前に進もうと決心できた。

次 好きになった人は何があっても絶対に守るって。



そうして出会ったのが瑠璃だった。

彩花とは対照的な瑠璃。

だけど、俺は瑠璃を好きになった。

そうして、今、俺の隣には瑠璃がいる。

俺に笑顔を向けて。


こんな時がずっと続けばいいと思っていた、高校1年生。

季節は夏になろうとしていた。