さっちゃんが冷静に答えた。 「1ヶ月ぐらい前に決めときゃなきゃ、ことが康くんに取られちゃうもん…!」 「えっ!?あたし!? 多分康は…あたしを誘ったりしないと思うけど…。 それにサッカー部は夏休み、忙しいって言ってたし…。」 あたしがそう言った時、美波がコーチに呼ばれた。 「ちょっと待っててね?」 「うん。」 美波が走っていく姿を、あたしは遠い目をして見ていた。 そんなあたしを呼ぶ声が後ろから聞こえた。