「ね!

一昨日、どうだったの?」


あたしが教室に入ると同時に食いついてきたのは美波。


「どうだったって…?」


「誕生日!

2人でサッカー見に行ったんでしょ?」


「行ったけど…。

いつもと変わらなかったよ?」


「えっ!?

サッカー行った後、どこかに行ったりしなかったの!?」


美波はすごく驚いたらしく、さっきより、顔が近づいていた。


「…行かなきゃダメだった…?」


「…ぷっ!あはははは!」


美波はあたしの言葉を聞くなり大爆笑を始めた。


「え!?

あたし、おかしいこと、言ったかな?」