大好きなサッカーなのに、点が入るたび、選手がこけるたり、何かあるたびに、声かけてくれてたのは、そういうことだったんだ…。 「俺だけ楽しんでたっておもしろくないじゃん。」 「ふふふっ!ありがとう! あたしも楽しんでるよ!」 お世辞とか、無理に笑ってるわけじゃなくて、本当に。 康の楽しそうな笑顔があたしを引き寄せる。 「後半・45分!試合開始!」 照れている康は、あたしの方よりずっと前を見つめていた。