やっと入り口まで着いて、チケットを見せるために並んでる時、あたしは康に聞いた。 「ねぇ、中学校の時もそんなこと思ってたりしたの? 康が口に出さなかっただけ?」 「…教えない。」 「え!? 教えてくれたっていいでしょ!?」 「やだよ。今は高校生だし。 俺は今、中学生の俺じゃないの。 …振り返る気はない。」 かっこよく決められちゃったあたしは、認めるしかなかった。 「…ははっ!分かった!」 そんなこんなでやっと席について、試合が始まろうとしていた。