ゆっくり一歩を踏み出した。 2年半、康と歩いた道。 一人で歩くと、道が広く感じた。 鳥の鳴き声が、あたしを寂しい気持ちにさせる。 空を見上げて小さく微笑む。 そして、また前を向いてゆっくり歩く。 康と歩いた道をゆっくりゆっくり歩いて学校まで行った。