今日で泣くのは何度目だろう…。


何度泣いても、どれだけ泣いても、あたしの涙は止まることを知らない。


「琴音ちゃん…!」


あたしは後ろを振り返る。


そこに立っていたのは、3つ隣の家に住むおばさんだった。


「…おばさん…。」


「お家に行ったら、公園にいるって。

ちょっと…お話があって。」


「話…?」


あたしの隣に腰かけて、静かにおばさんは話し始めた。