坂を降りて道路に出たあたしは、たくさんの人の声のする右側を向いた。 ―――ドキンッ……。 たくさんの人だかり。 やっぱり、帰ろうかな…。 あたしもこの人たちと同じになっちゃう。 そう思って、後ろを向いたその時――。 「高校生くらいかしらねえ。」 「男の子だし、サッカー部みたいね~。」 あたしの一番近くにいるおばさん達の話す声。 高校生…? 男の子で…サッカー部………?