―――月曜日 「本当に恥ずかしかったんだよ?」 朝、いつもの学校までの道。 あたしは金曜日の話を切り出した。 「…ごめん!」 康はあたしの大好きな笑顔で謝った。 そんな笑顔で謝られたら…許してしまう。 「…いいよ…。」 あたしは責めるつもりが、笑顔一つで負けて、なんだか悔しくなった。 少しふて腐れた声で言った。 康は、「ごめん、ごめん」と、何度も言ってくれた。