あたしは雑誌を見ているさっちゃんの元へ駆け寄った。


「海月くんが、美波と2人になりたいって。」


隣で、雑誌を開けながら言った。

さっちゃんは急に明るくなった。


「ついに!?

見てて早くくっつかないのかな、って思ってたんだよね。」


さっちゃんは笑いながら言った。

その時、美波達に呼ばれて、あたしは飲み物を買って出た。


―――――

コンビニを出て、少し行った所に小さなお店を見つけた。


「あそこ行こう?

お土産やさんみたいだよっ!」


あたしは康の手をひっぱって行った。

さっちゃんも感づいて、あたしの隣を歩いて来ていた。