でも…実感わかない…。

あんなに優しそうな顔して笑う子が…。


「康くんなら、大丈夫だよ！

ことが大好きだもん！」


美波が言った一言は、とても大きな見方になった。

あたしは美波に感謝をした。


―――――――帰り道


「今日は朝から…女の子が来てたね！」


「あー、うん。

なんかいきなり、康くんって呼ばれてんだけど…。

馴れ馴れしい奴はちょっと苦手なんだよなあ…。」


意外にも、嬉しいことが聞けたあたしは、安心してしまった。