ふわりと 優しく
よそ風が流れるように
ふわりと 優しく
胸がドキドキしていた


名前も知らない君に
何故だろうね

運命を感じてしまったの


あなたは私の眼に
誰よりも美しく映って
私の色あせていた世界も
鮮やかに輝きだしたんだ


『これが、恋…』

気づいたと同時に
さらに高鳴る心臓に
私は不思議に笑みが零れた