そんな目でこっちを見ないで
無視なんてしないでよ
「なっちゃんが悪いんだ」
あたしは悪くない
「なっちゃん嫌〜い」
嫌わないで
どうして?
どうしてっ!?

ーピリリリリリリリ
6時にセットした目覚ましがあたしを悪夢から解放してくれた
気づけば涙が流れていて額には汗が滲み出ていた
息もかすかに乱れている
「…夢か」
涙を袖で拭きながらあたしは呟く
また同じ夢だった
この頃同じ夢ばかりみている
しかもあたしが思い出したくない小6の頃の…

3年もの前のことなのに鮮明とあたしのには残っている
消えてほしいのに…