―次の日―

~学校~

3月25日

卒業式

「雅!コレで、会うのも、最後だね。」

「・・・。」

「由美!」

「翔!先行ってていいよ!」

結局、私の子どものお父さんは、翔になった。

「由美。」

「ん?」

「翔と、幸せになれよ。」

「言われなくたって、なるから。」

「ゴメンな、、、」

「え?」

雅は、小さく、謝っていた。

私は、たしかに、雅の言葉を受け取った。




3月29日

ピーポーポーポー

救急車が、道路を急いで、はしる。


♪~♪

「オイ!お前どこにいんだよ!」

「なんだよ!翔いきなり!」

「オイ雅!由美が事故にあったんだよ!」

「オレはもう、由美とは、関係ないんだよ!」

「何だよ!お前の、子どもの命が危ないんだよ!」

「・・・。」

「オイ!雅!」



―病院―

「雅!」

「翔、、、ゆ、由美は?」

「今、治療室。」

息を切らして、雅は、来た。

由美が出てきた。

「由美!!オイ!!!由美!!!」

「雅君」

由美のお母さんだった。

「雅君、まだ、ご両親のお許しが出ないの?」

「え、いや。もう、僕は、決心しましたから。」



~1時間後~

「由美さんのご家族から、どうぞ。」

「由美!!!!!!!!!!!」

「雅?」

「そうだよ!!雅だよ!!!」

「翔。」

「由美!」

由美は、また、目を閉じた。