―次の日―

学校。

「由美~!!」

「楓~」

「どうだった?雅の家。」

「あ、ああ。なんか、結婚ダメっぽい。」

「結婚?!」

「え?!」

「由美結婚すんの?」

「だって、妊娠したら、結婚するでしょ!?」

「プロポーズされたの?」

「え、ええ?」

確かに、はっきり、プロポーズされてなかった。












―夜―
雅の家では。


「お父様、お母様お願いします!!」

「何をいっているんだ。お前は、社長になるんだぞ!」

「わかっています。学校をでたら、お父様の会社を、継ぐつもりです。」

「じゃあ、あのことはどうするの!!」

「結婚します」

「わしは、お前はを許さんぞ。」

「お父様!!!」

ガチャ。

雅のお父さんが、部屋を出ていった。

「雅ちゃん、お母さんは、雅ちゃんとの子どもがあの子にできているなんて、ビックリ

だわ。でもね、お母さんも、若くして、 雅ちゃんを産んだの。お父さんは、そのとき

は、

まだ社長じゃなくて、とても、大変だったの。親にも、反対されたし。とても苦労した

の。」

「・・・。」

「だから、私は、雅ちゃんに、そんな苦労してほしくないの。いくら、仕事があっても

ね。収入があっても、子どもを育てることは、大変なの。」

「はい。。。」

「結婚することは、悪いことじゃないの。でも、まだ、早すぎると思うの。」

「そうですか。。。」

「私は、あの子もいい人そうだし、生まれてくる子も見たいわ。でも、お父さんが、

まだ、許す気もないだろしね。」

「お母様は!」

「お母様は、結婚は、反対なのですか?」

「いつかは、賛成するわ。でも、まだ、貴方には、早すぎるの。」