「俺気に入ったものにはとことんしつこいから、覚悟しといてね?」 「は……?」 気に入ったもの? しつこい? 何それ? あたしの言ってる事聞いてなかったの? キョトンとしていると、スッと顔を近づけてあたしの唇に覆いかぶさるように塞ぐ。 …………。 あたし……、とんでもない奴に目をつけられたかもしれません。 「誰か助けてぇ~!!!!!」