「1人ならさぁ、ウチラと一緒に遊ばない?」
その声にあたしは眉間に皺を寄せる。
最近の高校生は……こんな奴等ばっかなのか?
甘ったるい声出して……。
あたしが高校生の時、そんな声出した事1回もなかったっての。
そう思っていると、また1人の女の子がヒョコッと須藤の後ろを覗き込んできて、あたしと目が合った。
「え?何ぃ?零、この人と2人で来たのぉ?」
「あ……」
その声に他の子もあたしをジロジロ見つめてくる。
痛いくらいの視線に少し怯む。
……目の周り真っ黒で、目力あって怖いっつうの。
そう思っていると、女の子は口を開く。
「零趣味変わった?ついに年上まで手出したのぉ?」
……何かムカつく。
ムスッとしていると、須藤はずっと黙ったまま何も言わない。
それを見上げていると、女の子は笑いながら言った。
「てかさ、オバサン。年下に手出して恥ずかしくない?正直痛いよ?」
グサ……。
何かがあたしの胸を刺した。
いつもなら……言い返してたとこだけど。
何だか今回は何も言えなかった。
……だって、すごく傷ついたんだもん。
俯いていると、女の子はあたしから須藤に視線を移して、また甘ったるい声で話す。
「ねぇー零。この人ほっといて、ウチラと遊ぼ?最近全然してくれないんだもん」
その言葉に、あたしは疑問を抱く。
……してくれないって、エッチをか?
多分そうだよね。
うん。絶対そうだよね。
こいつ……チャラい遊び人だし。

