手の自由が奪われたと共に、
「ぷっ」
福森の小さく吹きだした声と、
「は・・・・・・?」
なんともマヌケな俺の声。
俺の手には、今まさに行われている
鬼ごっこに使われている手錠。
ドピンクな上に、
ところどころハートが付いた代物。
悪趣味だ。
「あっははははは!
谷澤くっ!! ハート似あわない!!」
肩を揺らしてケラケラ笑う福森。
さっきの沈黙はなんだったんだ・・・
「じゃなくて!!なんだよコレ!
コレあれじゃん!鬼ごっこのヤツだろ!?
何でこんなもんお前が持ってんだよ!
つかなんで俺にこんなもん・・・・」
「だってコレは
谷澤くんを捕まえるものでしょ?」
――――え
微笑む福森は確かにそう言った。
聞き間違いでなければ、
『谷澤くんを捕まえるものでしょ?』と。

