それだけじゃない。 “これからも俺は、 そういう対象で見ることはない” そんな事実も同時に突きつけられてる気がした。 ぐるぐると渦巻く“何か”。 腹の底から喉の辺りまで、 一気に痛くなる。 くそ くそ くそ 「谷澤くん?」 目を丸くさせながら俺の顔を覗き込む福森。 その顔を見たって、 このえも知れぬ“何か”は消えなくて。