そしたら花原さんがびっくりしながら俺の顔を見ながら聞いてきた。

「いいよ、せっかく出場するんだから一緒に頑張ろう」

俺は笑顔で答えた。

「うん、ありがとう」

花原さんは顔を真っ赤にしながら笑顔で答えた。

「よかったね、りさ」

上川さんが花原さんをつんつん指でつっつきながらからかった。

「からかわないでよさやったら」

花原さんは照れていた。

「お互い頑張ろうぜ 龍」

光輝が俺の隣でささやいた。

「あぁ、そうだな」

俺は大喜びしたかったが恥ずかしかったのでこらえた。

「ベストを尽くすまでだ」

俺は強く決心した。

いきなり背後からの怖い視線が俺に向いてることに気づいて振り切った。

「何で高畑なんだよ花原さん」

「俺も花原さんとミックスダブルスやりて~」

他の部員たちが愚痴を言っていた。

花原さんはテニスができてかつ身長は並みで長い髪にかわいい顔をしているために男子の注目の的になっていてもう数人に告白されたらしいがどうやら全て振ったらしい。

「じゃあシングルスとダブルス・ミックスダブルスに別れてゲーム形式の試合をやるぞ」

上島先生が練習メニューを決めた。

「はい」

部員たちの返事から練習が再開された。

「一緒に頑張ろうね」

俺がミックスダブルスをするコートに移動していると花原さんが隣にきた。

「そうだね、一緒にベストを尽くそうぜ」

俺は笑顔で答えた。

「うん、一生懸命頑張りましょ」

花原さんは笑顔で返してくれた。

「確か高畑と花原は組むの始めてだろ」

雷門部長が聞いてきた。

「そうですけど」

俺は雷門部長の方を向いて答えた。

「打ち出す前にお互いのことを色々確認しといたほうがいいよ」

立花副部長がアドバイスをしてくれた。

「そうですね、ありがとうございます立花副部長」

花原さんがお礼をした。

「アドバイスありがとうございます」

俺も花原さんに続いてお礼をした。

「お互いいい結果残そうな」

雷門部長が俺の肩に手をのせた。

「はい、頑張ります」