襦袢のみになり言われた部屋に向かう。


女将さんの申し訳なさそうな顔が気の毒でたまらない。


幾松様のように酒を酌み交わしてから情事に移る者もいれば、禿達と遊び、女郎には身体を求める者と様々だ。


最も、前の客と終わりまでいかない内に呼ばれるなんていうことは、よっぽどの事がない限り有り得ないけれど。




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