あなたを好きということ


あたしの気持ちを全て知り
今までのことを全て知った正輝は

言葉も声も出ないといった状態だろうか


頭をおこしてはいるけど
しゃべろうとしない

それでも最初に言葉を発したのは正輝だった



『けど、俺を好きでいてくれたんだろ?』

「・・・うん」

『今は?』



あたしは、何もいえなかった


『俺は・・・好きだよ?
 琴芭の中に違う奴がいても
 俺は琴芭が好きなんだ
 昨日のことは、謝る
 謝ってすむ問題じゃないけど・・・
 俺は、お前を失いたくない』


「正輝が悪いんじゃない
 昨日おきた事が多すぎて整理ができなかった
 けど、1番いけない事をしたのは
 あたしだった
 あたしの中にあの人がいる時点で・・・ 
 あたしは、正輝と一緒にいることができない」


『なんで?
 俺はいい
 琴芭が違う奴を好きでもいいんだって!!!』


そう言って叫んだ正輝の目には涙が浮かんでて
あたしは、その顔がどうしても見れなかった